山中湖パノラマ台(明神山パノラマ台)は、山中湖と富士山、晴れた日は南アルプスまで見渡せる展望台です。駐車場は普通車7台+車椅子用1台しかなく、休日の朝や夕方は満車になります。満車のときは、山中湖交流プラザきららの駐車場(村外の普通車300円)に停めて徒歩20分、または三国峠の駐車場から尾根を歩いて約40分です。路上駐車は禁止されています(2026年9月18日時点・山中湖観光協会の案内)。
この記事では、駐車場が埋まっていたときの選択肢、時間帯と季節ごとの混み方、ススキ・ダイヤモンド富士・雲海の見頃、車とバスでの行き方、明神山・三国山への歩き方をまとめました。山中湖で貸別荘を運営している私たちが、山梨県・山中湖観光協会・国土地理院の公表情報をもとに書いています。

山中湖の一棟貸切貸別荘「Blue Pit IVY」の看板猫、「うな」と「ひな」にゃ。パノラマ台は「停められるか」がいちばんの問題。満車でも慌てないように、きららに停めて歩く手を覚えておくといいにゃん。
山中湖パノラマ台とは?何が見える場所か

山中湖パノラマ台は、山中湖村平野から三国峠へ上る県道730号(山中湖小山線)の途中にある展望台です。正式名は「山中湖明神山パノラマ台」。眼下に山中湖、正面に富士山、晴天なら南アルプスまで見渡せます。国土地理院の標高データでは駐車場の地点が約1,090mで、湖面(約980m)より100mほど高い位置から見下ろす構図になります。
2024年11月20日に整備が終わり、展望ウッドデッキ(ベンチ・テーブルつき)、新しいトイレ、舗装された駐車場に生まれ変わりました。段差が解消され、駐車場と展望スペースが分けられています。屋外の展望台なので入場料はなく、時間の制限もありません。売店はありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 山中湖明神山パノラマ台(やまなかこ みょうじんやま パノラマだい) |
| 所在地 | 山梨県南都留郡山中湖村平野・県道730号(山中湖小山線)沿い |
| 標高 | 約1,090m(国土地理院の標高データ。公式の数値表記はなし) |
| 見えるもの | 山中湖、富士山(西南西・約17km)、晴天時は南アルプス |
| 料金・時間 | 無料。屋外のため時間の制限なし |
| 設備 | 展望ウッドデッキ、トイレ(2024年新設)、駐車場(普通車7台+車椅子用1台)。売店なし |
| 問い合わせ | 山中湖村役場 観光課 0555-62-9977/山中湖観光協会のスポット案内 |
駐車場は7台だけ。満車のときの3つの選択肢
パノラマ台の駐車場は普通車7台と車椅子用1台で、無料です。山中湖観光協会は「駐車台数が限られるため、三国峠駐車場か交流プラザきらら駐車場から徒歩で」「路上駐車は危険なので禁止」と案内しています。駐車場はカーブの途中にあり、道路上で空き待ちの列を作ることはできません。休日の朝8時台に満車だった、夕暮れ時に入りきらなかった、という口コミが多く、ススキやダイヤモンド富士の時期の週末は「停められない前提」で計画するのが現実的です。
| 停める場所 | 台数・料金 | パノラマ台まで | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| パノラマ台駐車場 | 普通車7台+車椅子用1台・無料 | 0分 | 平日の日中、または早朝。停められなければ次へ |
| 山中湖交流プラザきらら 駐車場 | 第1 150台+第2 52台・村外の普通車300円/回・24時間出入り可 | 徒歩20分(きらら→三国山ハイキングコース入口5分→パノラマ台15分。標高差約110m) | 週末・夕方・ススキと紅葉の時期。いちばん確実 |
| 三国峠駐車場 | 無料・トイレなし。台数は20台とする資料と8台とする資料があり要確認(2026年9月時点) | 尾根道で約40分(三国峠→明神山20分→パノラマ台20分)。車道を歩く場合の所要は未確認 | 明神山まで歩くつもりの人。ハイキング靴で |
きららの駐車場料金はきらら公式サイトの案内によります。きららからパノラマ台への道は2024年の整備で「県道沿いの緩やかなルート」に付け替えられたと報じられていますが、歩道の状態は現地で確認できていません。県道は歩道のない区間があるので、暗くなってから歩く場合はライトを持ってください。施設の詳細は山中湖交流プラザきららのガイドにまとめています。
きらら⇔パノラマ台のシャトルバスは2024年度に運行実績あり
山中湖村は、2024年11月23日から2025年1月13日までの土日祝に、きららとパノラマ台を結ぶ無料シャトルバス(1日7往復)を運行しました。路上駐車を減らすための取り組みで、ダイヤモンド富士の時期に合わせたものです。2025年度以降の運行は、2026年9月18日時点で公式の発表を確認できていません。秋〜冬に訪れる人は、山中湖観光協会のお知らせか山中湖村役場 観光課(0555-62-9977)で最新の運行を確認してください。運行が分かり次第、この記事にも追記します。
いつ混む?時間帯と季節別の到着目安
混むのは「晴れた休日の朝」と「晴れた日の夕方」です。朝は富士山が順光で最もきれいに見える時間帯、夕方は夕焼けとダイヤモンド富士を目当てに写真を撮る人が集まります。口コミでは休日の午前8時半に満車、夕暮れ時は駐車場に入りきらない、という声が複数あります。到着時刻の目安は次のとおりです(公式の混雑データはないため、口コミと現地の状況からの目安です)。
| 目的 | 時期 | 到着の目安 | 停められなかったら |
|---|---|---|---|
| 順光の富士山・雲海 | 通年(雲海は秋の早朝) | 日の出前後〜8時。休日は8時前に | きららに停めて歩く |
| ススキと富士山 | 9月末〜10月下旬 | 平日なら日中も可。週末は午前中の早い時間 | きららに停めて歩く(斜面のススキは歩きながらも見える) |
| ダイヤモンド富士・夕焼け | 10月15〜17日頃・2月23〜25日頃/夕焼けは通年 | 日没の1時間半以上前。ダイヤモンド富士の日は昼過ぎから埋まる | 最初からきららに停める。旭日丘・平野の湖岸でも日をずらせば見られる |
| 星空 | 通年(月のない夜) | 夜は空くが、冬は路面凍結に注意 | — |
滞在時間は、展望デッキで写真を撮るだけなら10〜30分です。夜景は、山中湖村の灯りが少ないため、完全に暗くなると見どころが減ります。夕焼けのあと日没後25分ほどまでの、富士山のシルエットが残る時間が見どころです。星空の観察日和は山中湖の星空カレンダーで確認できます。
見頃カレンダー:ススキ・紅葉・ダイヤモンド富士・雲海
パノラマ台の見どころは季節で変わります。秋がいちばん密度が高く、ススキ・紅葉・ダイヤモンド富士が10月中旬に重なります。
| 時期 | 見どころ | 備考 |
|---|---|---|
| 8月下旬〜9月上旬 | 赤富士(日の出時)、ススキの穂が出始める | 朝の早い時間 |
| 9月末〜10月下旬 | ススキが黄金色。逆光の夕方に穂が光る | 富士急系メディアの記載。公式は「秋には一面ススキ野原」 |
| 10月15〜17日頃 | ダイヤモンド富士(16:20頃) | 観光協会は10月16日16:22頃、山梨県は10月15日16:22頃と案内。年により前後 |
| 10月中旬〜11月上旬 | ススキと周囲の山の紅葉が重なる。湖畔の紅葉は11月上旬がピーク | 湖畔の紅葉まつりは山中湖の紅葉ガイド |
| 10月下旬〜11月(放射冷却の朝) | 湖面の霧が雲海のように見える | 日の出前後の冷え込んだ朝 |
| 12〜2月 | 雪の富士山、日の出前のビーナスベルトと地球影(山梨県公式) | 冬用タイヤ必須。デッキが凍ることがある |
| 2月23〜25日頃 | ダイヤモンド富士(16:45〜16:50頃) | 観光協会は2月25日16:50頃、山梨県は2月27日16:50頃 |
ダイヤモンド富士は、パノラマ台のあと旭日丘(10月18日頃〜)、平野(10月27日頃〜)、長池(11月6日頃〜)と湖岸を移っていきます。日程は山中湖観光協会のダイヤモンド富士特集で毎年公表されます。今の富士山の見え方とススキの色づきは、観光協会のパノラマ台ライブカメラで出発前に確認できます。
行き方:車・バス・徒歩と、冬の注意
車なら東富士五湖道路の山中湖ICから約20分、平野交差点から県道730号を約15分です。バスなら「三国山ハイキングコース入口」で降りて徒歩15〜30分。歩いて上る人は、きららから20分が最短です。
| 手段 | ルート・所要 | 注意 |
|---|---|---|
| 車 | 山中湖ICから約20分(約12km)。湖岸を平野へ向かい、平野交差点の約30m先で県道730号(小山・三国峠方面)へ入る。交差点から約15分 | 県道は片側1車線だが、カーブが続き狭く感じる区間がある。駐車場はカーブの途中にあり、出入りに注意 |
| 路線バス | 富士山駅から「三国山ハイキングコース入口」まで約35分(平野線・ふじっ湖号・道志線が停車)。バス停からパノラマ台まで徒歩15〜30分 | ふじっ湖号は1日フリーパス1,800円。時刻は富士急バスで確認 |
| 高速バス | 新宿からの高速バス「平野」バス停から徒歩約1時間(山梨県公式) | 時間に余裕があるとき向き |
| 徒歩 | きららから20分、平野の浜から約35分 | 県道に歩道のない区間あり。夕方以降はライト |
冬は冬用タイヤが必須。デッキも凍る
山中湖観光協会はパノラマ台について「冬季は道路凍結のため冬用タイヤの装着が必須」と案内し、村全体でも11月下旬から3月いっぱいは冬の装備が必要としています。県道730号の冬季閉鎖については、道路管理者の公式な案内は確認できていません(通年通行できるとする資料が複数あります)。県道は日陰の区間が多く、12月以降は日中でも路面が凍ることがあります。展望デッキが凍って滑ることもあるので、冬の朝夕は足元にも注意してください。山中湖の月別の気温と服装は山中湖の天気と服装ガイドにまとめています。
パノラマ台から明神山・三国山へ歩く
パノラマ台は、明神山(鉄砲木ノ頭・標高1,291m)と三国山(約1,320m)へ続くハイキングコースの入口でもあります。山中湖観光協会の区間タイムでは、パノラマ台から明神山の山頂まで20分。山頂からは山中湖と富士山を遮るものなく見渡せます。三国山まで足を延ばして籠坂峠へ下るコースは全体で約4時間・約10kmです。
| 区間 | 所要(山中湖観光協会) |
|---|---|
| きらら → 三国山ハイキングコース入口 | 5分 |
| ハイキングコース入口 → パノラマ台 | 15分 |
| パノラマ台 → 明神山(鉄砲木ノ頭) | 20分 |
| 明神山 → 三国峠 | 20分 |
| 三国峠 → 三国山 | 15分 |
| 三国山 → 楢木山 → 大洞山 → アザミ平 → 籠坂峠 | 35分+35分+50分+60分 |
所要は公式の区間タイムで、写真を撮りながらだと明神山まで30分〜1時間かかる人もいます。ススキの斜面は滑りやすいので、スニーカーよりハイキングシューズが向きます。籠坂峠まで歩いた場合の帰りは、周遊バス「ふじっ湖号」が使えます。コースの詳細は観光協会の三国山ハイキングコース案内を参照してください。
秋のハイキングは熊の目撃情報を確認してから
山梨県の公表資料では、2025年11月2日と6日に山中湖村平野地区の「ハイキングコース付近」で熊の目撃が記録されています(コース名は特定されていません)。パノラマ台や明神山そのものでの公的な記録は、2026年9月18日時点ではありません。歩くときは鈴やラジオで音を出し、朝夕の単独行動を避けてください。直近の目撃は山中湖の熊出没情報のページで、県と村の公表データをもとに更新しています。
パノラマ台 よくある質問
- Qパノラマ台の駐車場は何台ですか?満車のときはどうすればいいですか?
- A
普通車7台と車椅子用1台で、無料です。満車のときは山中湖交流プラザきららの駐車場(村外の普通車300円)に停めて徒歩20分、または三国峠駐車場から尾根を約40分歩きます。路上駐車は山中湖観光協会が禁止としています。
- Qパノラマ台に料金や営業時間はありますか?
- A
入場料も駐車料金も無料で、屋外の展望台なので時間の制限はありません。2024年11月に展望デッキとトイレが整備されました。売店はありません。
- Qススキの見頃はいつですか?
- A
9月末から10月下旬です。10月中旬からは周囲の山の紅葉と重なります。今の様子は山中湖観光協会のパノラマ台ライブカメラで確認できます。
- Q富士山がきれいに見えるのは朝と夕方のどちらですか?
- A
富士山はパノラマ台の西南西にあるため、山肌の色まで見たいなら午前中(順光)、シルエットと夕焼けを撮りたいなら夕方です。雲は昼前から出やすいので、午前の早い時間が確実です。
- Qダイヤモンド富士はいつ見られますか?
- A
パノラマ台では10月15〜17日頃(16:20頃)と2月23〜25日頃(16:45〜16:50頃)です。年により1〜2日前後するので、山中湖観光協会のダイヤモンド富士特集で日程を確認してください。当日は昼過ぎから駐車場が埋まります。
- Q冬でも行けますか?道は閉鎖されませんか?
- A
行けますが、山中湖観光協会は冬用タイヤの装着を必須としています。県道730号の冬季閉鎖について公式な案内は確認できていません。日陰の路面と展望デッキは凍ることがあります。
- Qバスで行けますか?
- A
行けます。富士山駅から約35分の「三国山ハイキングコース入口」バス停で降り、徒歩15〜30分です。周遊バス「ふじっ湖号」の1日フリーパスは1,800円です。
まとめ:停められないときの手を決めてから出かける
パノラマ台は駐車場が7台しかないので、「満車ならきららに停めて20分歩く」と決めておけば、休日でも夕方でも楽しめます。ススキは9月末から10月下旬、ダイヤモンド富士は10月15〜17日頃。富士山を色まで見たいなら午前、シルエットなら夕方です。冬は冬用タイヤを忘れずに。
朝いちばんの順光の富士山と、夕方のシルエットを両方見たいなら、山中湖に泊まるのがいちばん確実です。パノラマ台から平野・旭日丘の宿までは車で10〜15分です。この記事は2026年9月18日に公開しました。シャトルバスの運行、三国峠駐車場の台数、きららからの徒歩道の様子は、確認でき次第追記します。

ススキの季節は、夕方の逆光で穂がきらきら光るにゃ。停める場所さえ決めておけば、あとは晴れを待つだけにゃん!

